果糖について調べてみた

ついに当店も本格的に和菓子製造に乗り出したので甘味料のメリットとデメリットを整理しておこうと考えました。

砂糖に含まれている果糖は天然に果物や蜂蜜に含まれる糖類の一種であり、一般的にはショ糖(蔗糖)やブドウ糖よりも甘味が強いです。
果糖の摂取にはいくつかのメリットとデメリットがありますが、これは適切な量での摂取が前提となります。

メリット:
果物やはちみつなどの天然の甘味: 果物や蜂蜜など自然な食品に含まれる果糖は、天然の甘味を提供します。
これにより、砂糖などの加工された甘味料を代替することができます。

エネルギー源: 果糖はエネルギー源として機能し、身体はそれをブドウ糖へ変換して利用します。適切な量で摂取されると、エネルギーの供給源として役立ちます。

デメリット:
過剰摂取による健康リスク: 過剰な果糖の摂取は、肥満、高血圧、脂肪肝症などの健康リスクと関連しています。
特に、高フラクトースコーンシロップ(HFCS)のような加工食品に多く含まれる場合、過剰な摂取は懸念されます。
最近ではブドウ糖果糖液糖はあらゆる食品に使用されていますが癌のスイッチを押すのではないかと言われています。

代謝異常: 高い量の果糖を摂取すると、肝臓での代謝が増加し、これが肥満やメタボリックシンドロームのリスク因子となる可能性があります。

歯の健康への影響: 過剰な果糖摂取は、虫歯や歯周病などの歯の健康に悪影響を与える可能性があります。

血糖値への影響: 一部の研究では、過剰な果糖摂取が血糖値の不安定さを引き起こす可能性が示唆されています。

総じて言えることは、天然な形で摂取される果糖は通常、加工された食品に含まれる果糖よりも健康に良いとされています。
ただし、摂取量を適切に管理し、過剰な摂取を避けることが重要です。個々の健康状態や体重管理の目標に合わせて、バランスの取れた食事が重要です。

また加工された果糖はエネルギー源としては使われずに脂肪として蓄えるように人類進化の過程で体が覚えてしまっていると言われてます。
そのため可能な限り甘味料は摂取せず水分や食物繊維が多い果物や芋、小豆などから摂取することが望ましいと考えます。

また、甘いものを食べたくなったら水を飲んで数分待つと、その衝動が収まります。

<まとめ>

ダイエットするにはまず水を飲んで甘い物への摂食衝動を沈める。
高フルクトースと呼ばれるような加工された糖類(L-フェニルアラニン、アスパルテーム、サッカリン、スクラロース )を含むものを完全に食べない。
たったこれだけで血糖値スパイクが起きにくく、飢餓感による過食が収まります。
これらのことから当店では可能な限り砂糖をオリゴ糖にし、フルーツや小豆を多用した和菓子の製造を心掛けるようにいたしました。